「アルファチャンネル」の版間の差分

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'''アルファチャンネル'''とは、透明度情報のことである。
'''アルファチャンネル'''とは、画像データにおける透明度情報のことである。
 
==概要==
==概要==
[[PNG]]などの形式では、画像に透明度情報をもたせることができる。この透明度情報はRGBの3色の色の情報に加えて保存される。このデータをアルファチャンネルと呼ぶ。
[[PNG]]などの一部のファイル形式では、画像に透明度情報をもたせることができる。この透明度情報は[[RGB]]の3色の色の情報に加えて、さらにもう1色の情報であるかのように保存される。このデータをアルファチャンネルと呼ぶ。
 
==利用==
==利用==
多くの[[画像処理ソフト]]や[[ライブラリ]]ではそのまま読み込むと透明度情報が無視されたり勝手に背景色を決めてブレンドされてしまったりするため、アルファチャンネルに対応しているソフトウェアやライブラリを使用する必要がある。
多くの[[画像処理ソフト]]や[[ライブラリ]]では、そのまま読み込むと透明度情報が無視されたり勝手に背景色を決めてブレンドされてしまったりすることが多い。
このため、アルファチャンネルに対応しているソフトウェアやライブラリを使用する必要がある。
アルファチャンネルに対応している有名な画像処理ソフトに、[[GIMP]]がある。
アルファチャンネルに対応している有名な画像処理ソフトに、[[GIMP]]がある。
==実装==
==実装==
単に背景色に足し算したりすると暗くなってしまうので、一般には(不透明度×背景色)+(透明度×描画色)で計算される。
ものの形の情報を1枚の画像に収められるため便利である一方、処理が複雑となるほか多くのライブラリでは対応していない。
このため、アルファチャンネルのみを保存する画像を別で作成するなどの手法もまれに用いられるが一般的ではない。
 
描画の際、単に背景色に足し算したりすると暗くなってしまうので、一般には各ピクセルの色は(不透明度×背景色)+(透明度×描画色)で計算される。
[[HSP]]では[[Artlet2D]]などを用いるのが簡便である。
[[HSP]]では[[Artlet2D]]などを用いるのが簡便である。



2022年1月6日 (木) 00:37時点における最新版

アルファチャンネルとは、画像データにおける透明度情報のことである。

概要

PNGなどの一部のファイル形式では、画像に透明度情報をもたせることができる。この透明度情報はRGBの3色の色の情報に加えて、さらにもう1色の情報であるかのように保存される。このデータをアルファチャンネルと呼ぶ。

利用

多くの画像処理ソフトライブラリでは、そのまま読み込むと透明度情報が無視されたり勝手に背景色を決めてブレンドされてしまったりすることが多い。 このため、アルファチャンネルに対応しているソフトウェアやライブラリを使用する必要がある。 アルファチャンネルに対応している有名な画像処理ソフトに、GIMPがある。

実装

ものの形の情報を1枚の画像に収められるため便利である一方、処理が複雑となるほか多くのライブラリでは対応していない。 このため、アルファチャンネルのみを保存する画像を別で作成するなどの手法もまれに用いられるが一般的ではない。

描画の際、単に背景色に足し算したりすると暗くなってしまうので、一般には各ピクセルの色は(不透明度×背景色)+(透明度×描画色)で計算される。 HSPではArtlet2Dなどを用いるのが簡便である。

関連項目